2018年3月13日火曜日

最近、読んだ本たち

最近、読んだ本の報告。


まず、『苦海浄土:わが水俣病』。著者の石牟礼(いしむれ)道子さんはつい先ごろ、お亡くなりになりました。水俣病の記録にして、死霊と生き霊の声を響かせる、とまで言われる文学。



こちらは哲学。18世紀ドイツのヘルダーによる『言語起源論』。言語は、当時の通説が言うように「神が創りたもうた」のではなく、自然発生的なもの、人間起源なのだと説く。


また哲学。『ハンス・ヨナスを読む』。2018年刊行の本。装幀も挿絵も、内容も充実。日本ではあまり知られていないヨナスの全体像を描く。未来の世代に対する責任を基礎づける倫理学。


あとは、『ドリトル先生航海記』も、僕にとって初のドリトル先生シリーズとして読みました。あの石井桃子さんが訳のアドバイザーだったとか。

いま読み途中なのは『平家物語』『宝島』『ジャズ名盤物語』など。

これから買おうと思っているのは、いずれも光文社から『椿姫』(永田千奈訳)『リヴァイアサン2』『戦う操縦士』(サン=テグジュペリ)。もうひとつ、シリアからTwitterで発信した少女の記録『バナの戦争』も読みたい。