2017.11.23.
最近、行ったカフェ |
木曜日更新のエッセイ。
今回は、アドヴェントのお茶 * 現代俳句『天の川銀河発電所』* カティア・ブニアティシヴィリほか
アドヴェントのお茶をいただいた。アドヴェントはクリスマスを待つ季節。12月の24日までほぼ一杯がこれに当たる。アドヴェントのお茶は、24種類のハーブティーや紅茶のブレンドで毎日ちがった味が楽しめるというもの。思いつきだけでなく、味のバラエティも絵柄も素晴らしい。
『天の川銀河発電所 Born after 1968 現代俳句ガイドブック』は、30代までの俳人を集めた句集。俵万智あたりから「POPな現代短歌」の流れが始まると思うのだが、それに比べると俳句はまだまだ伝統が根強い。そこで「かわいい」「かっこいい」といった括りによって斬新な「現代俳句」を提示する本書の登場となる。
カティア・ブニアティシヴィリはジョージア(旧称グルジア)出身のピアニスト。いまだに確信ある判断が下せないでいるが、ユニークな間のとり方が素敵なピアニズムだと感じる。曲を知的に解体し、再構築するというより、独特のゆらぎの感性があるように思う。
ところで、似た名前でリサ・バティアシュヴィリというヴァイオリニストがいる。こちらもグルジア出身。彼女のシベリウス、ヴァイオリン協奏曲が好きだ。
そして、リサと似たジャケット(!)でヴィルデ・フラングというヴァイオリニストがいる。彼女のCDではコルンゴルトとブリテンのヴァイオリン協奏曲を収めた盤が秀逸。