2017.4.27.
木曜日更新のエッセイ。
今回は、人生の半分を損する〜ジャズの歴史〜札幌を訪れる（写真）。
先日、担当の美容師さんから、「ラーメンを食べないなんて、人生の半分を損していますよ！」と言われた。味は好きなのだが、ラーメンに使われる動物性油脂が苦手でおなかをこわしやすく、もう十年ほど食べていない。さらに、僕はお酒が飲めない。美味しそうにビールを飲むひとを見ると、「お酒が飲めないなんて、人生のもう半分を損しているよ！」という声が聞こえてくるようだ。愛飲する珈琲で、失った全部を取り戻そうと思う。
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ジャズについて小さな本を書きたくて調べている。初期は、大きめのバンドが活躍し、「スイング」という言葉が流行る。ビバップの頃から個人プレーが注目を浴び、個性豊かなジャズメンたちによりモダン・ジャズが花開く。60年代にゆるやかな飽和と新しいスタイルの模索が起こる。このあたりから、ジャズ史はアメリカ（または世界）の音楽史と切り離せなくなる。度重なる融合は、ロック、R&B、ボサノヴァ、ポップを巻き込む……。
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| 新千歳空港ロビー |
札幌へ行って来た。新千歳空港の2F（3F）から見下ろすロビーの風景が好きだ。何度、往復しても当たり前の光景が新鮮で、客人気分になる。大通公園では、お昼と夜のテレビ塔を眺め、シタッテ（新しい商業施設）では丸美コーヒースタンドに並ぶひと、「階段ベンチ」に腰掛けてくつろぐひとを見かける。円山の喫茶店つぐみはニカラグアがおすすめ。お菓子もいっそうの充実。モンクールへ挨拶にゆき、夜のエスキスで黒千石茶を飲む。
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| 新さっぽろの老舗喫茶、駅馬車 |
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| つぐみにて |
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| モーニングのパンとお菓子 |
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| 新施設シタッテさっぽろ |
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| 花の装いはこれから |
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| やけにぼやけた、加工なし。夜のテレビ塔 |
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| 喫茶エスキスにて |
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| 白樺は樹冠の枝に新芽がついていた |
