2016年1月14日木曜日

雨と木曜日(70)

2015.1.14.


今回は、シェイクスピア・ティーハウス〜シグリの珈琲〜『ニッポンの書評』豊﨑由美。



シェイクスピア・ティーハウスというお店に行ってみた。女主人がシェイクスピアが大好きで始められたそう。去年の12月にオープン。看板に大きなシェイクスピア、カウンターにはシェイクスピアのマグとおいしそうなイングリッシュ・スコーン。メニューはティーセット。なにより、小さな舞台があるのがユニーク。緞帳は本格的で、楽屋もある。ここでシェイクスピア劇を上演するのが夢だとか。イベントにも使えそうですよね。


最寄り駅:小田急線、玉川学園前駅。徒歩8分。
住所:おおよそ、〒194-0041 東京都町田市玉川学園1丁目21(商店街、駅前通り沿い)


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珈琲の森、シグリ。そんなラベルの貼ってある珈琲豆をいただいた。酸味がほどよくておいしく飲んでいる。「シグリ」という言葉は聞き覚えがなくて、検索してみたが、パプアニューギニアの西部らしい。甘い香りの珈琲が採れるようだ。なるほど、そういえば口当たりのよさは甘みのおかげか。ある画家が若い頃にひとり旅したとか、水木しげるの戦争体験を思い起こすが、珈琲の産地という認識はなかった。熱帯だし、高地なら栽培されるよね。

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豊﨑由美さんの『ニッポンの書評』を読んだ。2008年に連載して、2011年に書籍化された。ガラパゴス化した日本の書評は短く、800字程度で本を紹介するもので、長文の「批評」よりも格下の感があるそう。欧米では、書評と批評のあいだの区別は判然とせず、日本語で言えば4000字程度あるものが新聞に挟まれるとか。なお、トヨザキさんの個人的な考えでは、「書評」はいわゆる「ネタばらし」はなし、が読者に親切とのこと。

【書籍情報】
『ニッポンの書評』、豊﨑由美、光文社新書、2011