2015年9月17日木曜日

雨と木曜日(63)

2015.9.17.


今回は、アミの出汁〜夜のコーヒーとほうじ茶〜『つながる図書館』。


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アミで出汁をとるのが面白い。アミというのは小魚みたいな小海老みたいななにかで、小さな小さな赤いもの。シロナガスクジラが食べるのがオキアミで、ひげだか歯だかで漉すはずですが、大量にちっちゃなオキアミを食べる巨大なクジラもユニーク。さて、そんなアミの乾燥したものをスーパーで購入。味噌汁の出汁に使うと、さっぱりしながらじんわりと海老の香りのようなエキスが出てきて…ほかの料理にも使いたくなります。

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夜のコーヒーとほうじ茶。夜に珈琲が無性に飲みたくなることがあり、それをヨルノ・コーヒーと名づけて時折、とぽとぽ濃厚に落とすのだけど、それでは寝つきが悪くなることもしばしばです。ところで、ノンカフェインの麦茶やルイボスティーとちがって、ほうじ茶にはカフェインが含まれることを最近、知ったのですが、ほうじ茶は睡眠にも悪くなく、カフェインらしいコクも味わえるかもしれません。夜のお供にはこちらを。
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『つながる図書館』(ちくま新書)。ここまで充実した新書もめずらしい。図書館と人生を過ごして来たジャーナリストの著者が調査研究はもとより、足を使って書いた本。「コンシェルジュ」が街の案内までする千代田区立図書館、町民との話し合いを大切に作られた小布施町の「まちとしょテラソ」。「課題解決型」の図書館を目指し、ビジネス支援まで手がける鳥取県。話題の武雄市図書館から、豊富な実例をもとに指定管理者制度についても議論。


【書籍情報】
『つながる図書館』、猪谷千香、ちくま新書、2014