2015年1月20日火曜日

作品を作るときに大切なこと

作品を制作するときに大切なことは、できるかぎり「オリジナリティ」を削ぎ落とすことだ、つけ加えるのではなく、と考える。

なくて七癖、ということわざがあるように、どんなに削ぎ落としても自然と「癖」のような痕跡が残る。それがかろうじて「オリジナリティ」だと外からはみなされる、のではないか。

だからもし、自分からオリジナリティを積極的に生み出そうとする状況になったら、立ち止まった方がよいのかもしれない。

そして、話が飛躍するようだが、「人柄」もそうかもしれない。「個性」を自ら抑えても残るなにか。

網走在住、仲間智登志さんの木彫
* このエッセイが仲間さんの作品についてのものである、という意味ではない。(写真)