2014年6月28日土曜日

【ご報告】パンと珈琲の古楽会@札幌

2014年6月26日(木)19時〜21時

爽やかな6月のある夜、札幌にある「詩とパンと珈琲」のモンクールにて、「パンと珈琲の古楽会」が開かれました。

準備風景

会の詳細はこちらですが、ヨーロッパの古い音楽である「古楽」をBGMに、おしゃべりをしようという企画です。※ 生演奏はなし。


札幌には、「古楽好き」(または、興味がある方)がどれだけいらっしゃるのだろう…?というところがわからずに始めた企画でしたが、予約も一杯、当日は飛び入りの方も数名、オーナーのご厚意で「貸し切り」になっていて本当によかった、という満員御礼の結果になりました。


20名の参加があり、奧のスペースには入りきらないほど。手前のカウンタースペースにて、少し喧噪から外れて音楽に聴き入る方もいらっしゃいました。


主催の僕は、端っこでパソコンの前につき、古楽をセレクト、リクエストにもお応えしていました。ちなみに、当日かけた音楽は、

ダウランドのリュート・ソロ
コレッリのトリオ・ソナタ
アムステルダム・ルッキによるリコーダーアンサンブル
波多野陸美さんが歌うアルバム、サリー・ガーデン
ルネサンス宗教音楽、リシャフォールのレクイエム
ランディーニの歌曲

そして、モンクールのオーナーが好きなチェンバロということで、
レオンハルト「アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽帳」

カウンタースペース。左がオーナー。

テレマンのトリオソナタ

フルート吹きさんもいらっしゃったので、
ヘンデル、フルートと通奏低音のためのソナタ

それから、ガンバ弾きさんもふたりいらしたので、
マレのヴィオラ・ダ・ガンバ作品

最後はオーナーのリクエストで、
ヴァイスのバロック・リュート でした。


当日は、豊富な種類のパンと、こだわりのオリーブオイル、珈琲、紅茶が飲み放題のほか、持ち寄りでワインやオリーブ、トマト、チーズなどなど……。

大きな一眼レフを構えたカメラマンの方からは以下の素敵な写真をいただきました。(上の写真の一部もそうです。)





参加者のみなさま、見守ってくれたみなさま(とくに東京の古楽好きの方々には応援をいただき、励まされました)、広報を手伝ってくれた「バロック・コレギウム・サッポロ」のFさん、また、差し入れをくださった方々、写真係をしてくださった方々、受付を担当してくれたあのひと、東京から駆けつけてくれたTさん、二次会まで盛り上げてくれた面々、なにより最初から最後まで支えてくださったオーナー、まことにみなさんありがとうございました!

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最後に、振り返りですが、「人数が多すぎて(騒がしさもあり)音楽に集中できなかった」「次回は10〜12人程度で」といった声もいただきました。謹んで耳を傾けたいと存じます。今回は、「顔合わせ」「様子見」「試み」の側面もありましたので、これはこれで、と思いますが、僕でさえ、みなさまの顔と名前を完全に一致できたか、心許ないほどでした。

次回を開催できるならば、こまやかな気配りと工夫を凝らしながら、ひとりひとりの声が聞こえ、顔が見える、そういう会を作りたいと思います。